シャンプーの洗浄成分を6種類に分類

シャンプー

シャンプーを選ぶ時にまず注目するのは洗浄成分

洗浄剤の成分は多岐にわたり、また商品によって配合も異なるため一律的に分類するのは難しいのですが、私はまず、「アミノ酸系」「硫酸系」とその「中間」の3つに分類しています。

 

さらに、中間に関して、「ベタイン系」「スルホコハク酸系」「α-オレフィン系」「酸性石鹸系」の4つに分類し、最終的に6種類に分類を行っています。

 

つまり、最終的にはシャンプーの主な洗浄成分を、大きく下記の6種類に分類しています。

  • アミノ酸系
  • ベタイン系
  • スルホコハク酸系
  • α-オレフィン系
  • 酸性石鹸系
  • 硫酸系

 

一般的に、洗浄力と肌への刺激の強さは比例の関係にあります。

つまり、洗浄力の強いものは刺激が強く、刺激の弱いものは洗浄力も低いです。

刺激が穏やかな方が高級となる傾向があります。

 

 

成分の話になると、難しい話になってしまいますが、最終的には個々の成分の良し悪しよりも、配合された成分のバランスで自分に合っているかどうかが決まります。

成分をみるのは、自分にあったシャンプーを見つけるためです。

頭皮や髪へのダメージはシャンプーによって異なりますが、ある意味しばらく使ってみないとわからないものです。

皮膚や髪の状態は、人それぞれ違ってるわけですから、自分に合ったシャンプーがどの系列かをまずは見極める事が、シャンプー選びでは重要です。

 

シャンプーの洗浄成分は、シャンプーのラベルに記載されています。

洗浄成分は、含有量の多い順にかかれていますので、メインの洗浄成分はラベル上部の方にかかれています。

シャンプーのラベルに書かれている洗浄成分をみて、「アミノ酸系」なのか「硫酸系」なのか、もしくはその「中間」なのかを調べるだけでも、

十分にシャンプーの客観的な評価ができます。

 

 

 

アミノ酸系

  • アミノ酸系の洗浄剤。
  • 刺激が低い。敏感肌にはコレ!
  • 髪に対して保湿効果が高く期待される。
    しっとり仕上がります。
  • 頭皮につきやすいので洗い残すとふけやかゆみの原因になる。
    ここが最大のデメリット。しっかり洗い流さないとかゆみの原因にもなります。
  • 代表例
    グリシン
    ココアンホ
    グルタミン
    ココイル
    ヤシ油脂肪酸

 

ベタイン系

  • 天然成分から作られた洗浄剤。
  • 両面界面活性剤。
  • 刺激が低い。
  • 髪に対して柔軟効果
  • 代表例
    ラウラミドプロピルベタイン
    ピルベタイン
    コカミドプロピルベタイン

 

スルホコハク酸系

  • アミノ酸系洗浄剤より若干洗浄力が高い。
  • 代表例
    スルホコハク酸ラウレス2ナトリウム
    スルホコハク酸ナトリウム

 

α-オレフィン系

  • 硫酸系よりすこし刺激が弱い。
  • 代表例
    オレフィンスルホ酸ナトリウム

 

酸性石鹸系

  • 硫酸系よりすこし刺激が弱い。
  • 代表例
    ラウレス-4酢酸ナトリウム

 

硫酸系(高級アルコール系)

  • 洗浄力が高い。
  • 代表例
    ラウリル硫酸ナトリウム
    ラウレス硫酸ナトリウム
    ラウレス硫酸アンモニウム
    ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム

 

「高級」についての注意

「高級アルコール系」の「高級」は、「高級品」の高級とは意味が違います。

ここでの「高級」とは化学的な意味で、炭素数が多い分子から構成されているということを意味しているだけです。

品質を表しているわけではありません。

 

 

シャンプーの代表的成分

シャンプーには洗浄成分以外にもいろんな成分が入っています。その代表成分(洗浄成分含む)を示します。

  1. ラウレス硫酸Na(ナトリウム) / ラウリル硫酸Na(ナトリウム)
    洗浄成分(硫酸系)
  2. ベベントリモニウム クロリド
    リンス成分
  3. 硝酸ミコナゾール / ジンクピリチオン
    殺菌成分
  4. ジメチコン(シリコン) / ジメチコノール / アモジメチコン
    潤滑剤
  5. オレフィンスルホン酸ナトリウム
    洗浄成分(硫酸系よりすこしおだやか)
  6. ~エキス
    エキスによっていろいろな働き
  7. パラベン メリルアラベン
    防風剤
  8. ココアンホ~ / ココイル~
    洗浄成分(アミノ酸系)
  9. パンテノール
    新陳代謝を促す(肌荒れ防止・育毛)
  10. コカミドプロピルベタイン
    洗浄成分(ベタイン系)

いろいろな成分がありますが、上記10パターンの成分が主になっています。

 

私の成分おすすめ活用法

繰り返しになりますが、シャンプーの成分をチェックするのは、商品名だけから自分に合っているかどうかを判断するのが難しいからです。

同じような成分で構成されていれば、同じような効果が期待できます。

特に女性は敏感肌である方が多いので、肌荒れやかゆみなどの症状を起こすシャンプーも少なくありません。

洗浄力と刺激の強さのバランスのとれたシャンプーを見極めるために、成分を活用します。

 

なお、私の経験からの話ですが、いくら自分に合っているからといっても同じシャンプーを繰り返し使うよりは、ときどき別のシャンプーを使ったほうがバランスがよいように思います。

本当に、自分にあっていれば同じシャンプーの継続でいいのでしょうが、肌や髪質の状態をみながら、別のシャンプーと併用したほうが、成分の偏りが防げているせいか、健康な肌、髪質を維持できているように感じます。

シャンプーが原因での頭皮のトラブル、髪のトラブルも少なからずありますから、トラブル防止のためにも、賢く成分を活用しましょう。

 

このブログの管理人
yoshi

50代の白髪頭で、医療系事務職をやっています。今は白髪染をしていますが、いずれ白髪デビューをしようとあれこれ考えています。小さい頃からの若白髪で、髪に関しては人一倍関心が深く、いろいろ調べてきました。難しい話をできるだけわかり易くまとめています。

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